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    <title>書肆吉成 syosiyOsinari＊札幌　古書古本出張買取り致します。</title>
    <link>http://diary.camenosima.com/</link>
    <description>北海道札幌市の出版、古書店古本屋です。062-0032札幌市豊平区西岡2-4-12-19-101&lt;br /&gt;
出張買取します。メールkameno8simaアットr7.dion.ne.jp 電話ＦＡＸ 011の853の2685、（携帯080の1860の1085）</description>
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    <title>反射神経で本を買う</title>
    <description>新刊書店コーチャンフォーで本ブラ（？）していたら、
知らなかった！　山口昌男先生の新刊本！


山口昌男『本の狩人―読書年代記』右文書院2008.10

面陳してくれていたコーチャンフォーミュンヘン大橋店のスタッフに感謝！
ひさしぶりに打算ぬき、本能か反射神経...</description>
<content:encoded><![CDATA[
新刊書店コーチャンフォーで本ブラ（？）していたら、<br />
知らなかった！　<strong>山口昌男先生の新刊本！</strong><br />
<br />
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=camenosimonli-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4842107189&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><br />
山口昌男『本の狩人―読書年代記』右文書院2008.10<br />
<br />
面陳してくれていたコーチャンフォーミュンヘン大橋店のスタッフに感謝！<br />
ひさしぶりに打算ぬき、本能か反射神経だけで本を買っていました。<br />
さっそくチャントさんに行ってコーヒーを飲みながら読む。<br />
面白い！　さすが山口先生！<br />
山口先生の生き生きした文章もさることながら、<br />
川村伸秀さんの編集にとりわけ驚きました！<br />
ただ単にこれまで単行本未収録の文を集めて一冊にするようなありきたりのものではないのです。<br />
この「本に関する文章を年代順に集成」とある読書年代記を順に読んでいくと、山口先生の読書の遍歴と、旅や移動の遍歴が連続して繋がっていくのがすぐにわかります。<br />
個々のテキストがハイパーテキストのように互いに関連し合っています。<br />
それとともに山口先生の実際の動き、講演や学会でどこに行ったとか、そういったクロニクルを時系列で追うことができる構成になっています。<br />
読み進めていくと、山口先生の現実の移動と読書の来歴が交差し同時進行しはじめて、だんだんと時空を超えた旅に引きずり込まれてゆきます。<br />
『山口昌男ラビリンス』もある程度そうだったのですが、『本の狩人』はテキストを時系列で並べることにより、かえって一文一文がドラマティックに現実界に働きかけてくるようでした。次に進んで読んでみれば、それが前の文章で描かれていたことの裏話のようにして繋がっていきます。<br />
巻末の書誌一覧、著作目録、人名索引も圧巻です。<br />
山口先生に憧れて古本屋になってしまった者としては、本当にわくわくする嬉しい一冊です！<br />
<br />
<br />
そういえば、さいきん管啓次郎先生が<a href="http://monpaysnatal.blogspot.com/2008/10/blog-post_09.html" target="_blank">本を登山に見立てていた</a>のを読んで、『山口昌男山脈』や『内田魯庵山脈』を思い浮かべました。<br />
せっかく久しぶりにブログを書いたので、いくつか恩師友人知人の活躍の紹介を。札幌イベントがなくて淋しいですが。。<br />
（各サイトからコピーさせていただきました。）<br />
<br />
▼　NHK10月10日（金）22:30に放送予定の「芸術劇場　特集コンテンポラリーダンスの現在」に<br />
<strong>中村達哉</strong>さん（イデビアン・クルー）が出演（サウダージブックス情報）<br />
<br />
▼　<a href="http://d.hatena.ne.jp/aitakaha/20081001" target="_blank">山尾三省生誕70年祭　アニミズムという希望</a><br />
<blockquote>日時　10月11日（土）14:00〜20:00　<br />
開場　東京・お茶の水の全電通ホール<br />
入場料　前売り2500円／当日3000円<br />
○第1部　リレートーク長本光男（長本兄弟商会・八百屋）／加藤行衞（日本山妙法寺・僧侶）／渡辺眸（写真家）／槇田きこり（冨士山北口御師）／兵頭昌明（山尾三省記念会代表・屋久島）<br />
○第2部　シンポジウム<strong>今福龍太</strong>（文化人類学者）／鎌田東二（宗教学者）／田口ランディ（作家）／長屋のり子（詩人）<br />
○第3部　三省の詩を歌う李政美／長沢哲夫／内田ボブ／松井智恵／山本純／じゅごん／眞理ヨシコ（堀之内幸二／龍聡／賀川純）<br />
　主催：山尾三省生誕70年祭実行委員会<br />
　後援：山尾三省記念会<br />
　問い合わせ先：野草社　　tel.03-3815-1701<br />
　　　　　　　　新宿書房　tel.03-3262-3392<br />
　　　　　　　　地湧社　　tel.03-3258-1251</blockquote><br />
<br />
▼　<a href="http://diary.jp.aol.com/applet/vanp6p8g/20081003/archive" target="_blank">サウダージブックスの座 vol.2</a>　舞踏と朗読劇<br />
<blockquote>日時：2008年10月12日（日）　14:00〜　<br />
○前半：<strong>今福龍太</strong>主宰・朗読劇<br />
　「Ashe´!（アシェ！）――帰郷と亡命のはざま」<br />
出演：<strong>中村隆之</strong>（明治大学非常勤講師・グリッサン研究）、<strong>金子遊</strong>（映像作家・批評家）、<strong>中村達哉</strong>（舞踏家）、<strong>浅野佳代・淺野打狗</strong>（サウダージブックス）ほか予定<br />
○後半：<strong>中村達哉</strong>「サウダージブックスのための５つの情景」<br />
　＊入場無料：カンパ制<br />
　＊要予約。限定15名さま。　お問合せ、予約は　saudadebooks@aol.com　まで。</blockquote><br />
<br />
▼　<strong>金子遊</strong>映像作品・常設上映！<br />
10/4〜12日「Ｚアンデパンダン展」(金沢21世紀美術館)にて映像の常設上映<br />
<br />
▼　パフォーマンス・カンパニーARICA公演（<a href="http://fiatmodes.blogspot.com/" target="_blank">倉石信乃</a>参加）<br />
<blockquote>「キオスク・リストラ」と称する、ニューヨーク・ヴァージョンをさらに改訂した公演を、10月9日(木)・10日(金)・11日(土)・12日(日)の4日間、東京・中野のテルプシコールで行ないます。詳しくは以下のARICAのホームページをご覧下さい。<br />
<a href="http://www.aricatheatercompany.com/j/top.html" target="_blank">http://www.aricatheatercompany.com/j/top.html</a></blockquote><br />
<br />
▼　<strong>宇波彰</strong>現代哲学研究所<a href="http://uicp.blog123.fc2.com/blog-entry-61.html" target="_blank">学術講座「ラカンと！」</a><br />
<blockquote>講座名 ：ラカンと！<br />
講師：宇波彰(当研究所上級フェロー、明治学院大学名誉教授)<br />
開催日 ：10月18日(土)<br />
開始時間：13時より<br />
会場：中野区立哲学堂公園霊明閣<br />
アクセス：中野駅・新井薬師前駅より「池袋駅西口」「江古田駅」<br />
　　　　　　　「丸山営業所（新井薬師前駅経由）」行『哲学堂』下車<br />
　　　　　　　江古田駅より「中野駅」行『哲学堂』下車<br />
受 講 料：500円(実費)<br />
事前申込不要 ／テキスト不要</blockquote><br />
<br />
▼　<strong>宮木朝子</strong>さん参加コンサート<br />
<blockquote>内的宇宙へのデジタルな架け橋	<br />
現音・秋の音楽展2008 <br />
電楽~ライヴエレクトロニクス現在形 <br />
10月19日（日）　14:30開場／15:00開演 <br />
世田谷美術館・講堂 <br />
東急田園都市線用賀駅／徒歩17分 <br />
予約制500円（全92席） <br />
8月1日より日本現代音楽協会のみでチケット予約受付開始 <br />
<br />
班　文林／馬頭琴によるライブ・エレクトロニクスのための『蜃（shin)』 <br />
岩下哲也／virtual focus 2008 <br />
由雄正恒／continuo No3 一人の奏者とコンピューターのための <br />
<strong>宮木朝子</strong>／Latent echo-笙と声と電子音響のための <br />
森　威功／Inclusions <br />
<br />
企画・構成：西岡龍彦＋石崎尚 <br />
音響空間プロデュース：田野倉宏向・土倉律子（東京芸術大学音楽環境創造科） <br />
協力：株式会社タグチ</blockquote><br />
<br />
▼　もう終っちゃいましたが、金子遊さんも10月6日にイベント参加なさっていた模様。<br />
<a href="http://d.hatena.ne.jp/johnfante/20080929" target="_blank">http://d.hatena.ne.jp/johnfante/20080929</a><br />
<br />
▼　もう終っちゃいましたが、今福龍太先生の札幌イベント「ミニマ･グラシアの来歴」は熱い会でした！　深謝！
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-10-10T04:04:31+09:00</dc:date>
    <dc:creator>書肆吉成</dc:creator>
    <dc:rights>書肆吉成</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://diary.camenosima.com/?eid=1221849">
    <link>http://diary.camenosima.com/?eid=1221849</link>
    <title>祝！　ル・クレジオ、ノーベル文学賞！</title>
    <description>やった！　おめでとう！　ル・クレジオ！　→ノーベル文学賞一覧


↑この本にほんの短い囲み文ですが、拙文収録されてます（ｐ211）。中心的に編集に携わった浅野卓夫氏のお蔭です。
本書は今福龍太、吉増剛造、中村達哉、永澤康太の各氏らの他、たくさんの著名な方々...</description>
<content:encoded><![CDATA[
やった！　おめでとう！　ル・クレジオ！　→<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html/ref=amb_link_55964306_3?ie=UTF8&docId=1000115516&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=right-3&pf_rd_r=1XVCMZ3J1M37PB0DDQVK&pf_rd_t=101&pf_rd_p=102014906&pf_rd_i=465392" target="_blank">ノーベル文学賞一覧</a><br />
<br />
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=camenosimonli-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4783718636&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><br />
↑この本にほんの短い囲み文ですが、拙文収録されてます（ｐ211）。中心的に編集に携わった浅野卓夫氏のお蔭です。<br />
本書は今福龍太、吉増剛造、中村達哉、永澤康太の各氏らの他、たくさんの著名な方々の文章がメインです。ル・クレジオの小説やエッセイ等もたくさん収録されています。<br />
<br />
2006年冬、ル・クレジオさんといっしょに西岡ウォールデンで遊んだのが懐かしいですね。寒くっていい夜だったなぁ。。
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-10-10T03:30:39+09:00</dc:date>
    <dc:creator>書肆吉成</dc:creator>
    <dc:rights>書肆吉成</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://diary.camenosima.com/?eid=1204743">
    <link>http://diary.camenosima.com/?eid=1204743</link>
    <title>今福龍太先生トークイベント@ＨＡＢＡＮＡ-ＳＡＰＰＯＲＯ</title>
    <description>

今福龍太先生による、札幌でのトークイベントがひさしぶりに開催されます！
ことし『ミニマ・グラシア　歴史と希求』（岩波書店）を刊行した先生。
札幌狸小路にあるサルサとキューバ料理の店「ハバナ」でのトークです！
トークは入場無料。その後のパーティーは飲...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="images/graciahabanera.jpg" width="400" height="283" alt="" class="pict" /><br />
<br />
今福龍太先生による、札幌でのトークイベントがひさしぶりに開催されます！<br />
ことし『ミニマ・グラシア　歴史と希求』（岩波書店）を刊行した先生。<br />
札幌狸小路にあるサルサとキューバ料理の店「ハバナ」でのトークです！<br />
トークは入場無料。その後のパーティーは飲食実費です。<br />
今福先生の、その語り自体が＜恩寵＞であるような思考に耳を澄ませて、そしてみんなでサルサを踊りましょう！<br />
10月4日土曜の夜に、ハバナで会いましょう！<br />
<br />
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=camenosimonli-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4000248537&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><br />
<br />
<strong><span style="font-size:large;">「ミニマ・グラシアの来歴」</span></strong><br />
　<strong>From Cuba, Brasil.......to Soul/Seoul</strong><br />
――8年をかけた著作『ミニマ・グラシア』（岩波書店）の刊行から4ヶ月。<br />
この希求の書をもって人々に何かを語り伝えようと、著者は諸国行脚の旅に出た。<br />
カタストロフから7年目の９月11日が過ぎて戦争はますます常態と化し、<br />
キューバ革命半世紀を迎えようとする年に髯のリーダーがついに退位した。<br />
残された〈ミニマ・グラシア〉（最小限の恩寵）を探し求める無時間の旅へ！<br />
<br />
2008年10月4日（土）<br />
4:00-6:00PM　トーク（入場無料）<br />
6:00PM-　パーティ（実費）<br />
会場↓<br />
 <a href="http://homepage.mac.com/salsacubana/" target="_blank">H A B A N A</a> 　札幌市中央区狸小路６丁目3F　TEL.011.219.8870<br />
<br />
チラシは下からダウンロードして下さい。pdfとgifファイルです。<br />
広くご宣伝いただければ幸いです！みんなでハバナに集りましょう！<br />
<a href="http://www.cafecreole.net/graciahabanera.pdf" target="_blank">http://www.cafecreole.net/graciahabanera.pdf</a><br />
<a href="http://www.cafecreole.net/graciahabanera.gif" target="_blank">http://www.cafecreole.net/graciahabanera.gif</a><br />
<br />
問合せはコメント欄↓にお願いします。
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-09-16T23:39:01+09:00</dc:date>
    <dc:creator>書肆吉成</dc:creator>
    <dc:rights>書肆吉成</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://diary.camenosima.com/?eid=1202935">
    <link>http://diary.camenosima.com/?eid=1202935</link>
    <title>忍路オタモイ　胎内めぐり、柵越え</title>
    <description>日の出の時間に、忍路（おしょろ）にいました。
いい朝日を見たいなぁと車を積丹（しゃこたん）に走らせていたのですが、
空が薄っすら明るくなって、あたりの景色が見え始めると、
海に突き出した断崖絶壁のオショロの岬の姿がなんともいえず愛らしく、
進路を変更、...</description>
<content:encoded><![CDATA[
日の出の時間に、忍路（おしょろ）にいました。<br />
いい朝日を見たいなぁと車を積丹（しゃこたん）に走らせていたのですが、<br />
空が薄っすら明るくなって、あたりの景色が見え始めると、<br />
海に突き出した断崖絶壁のオショロの岬の姿がなんともいえず愛らしく、<br />
進路を変更、斜めに道路を登っていったのでした。<br />
<br />
私は真夜中に車で徘徊する習性がありますので、<br />
忍路にも真っ暗のなか走り回ったことがあり、なんとなく道は解っていたのですが、<br />
あたりの景色が見えるのと見えないのとでは大違い！（←あたりまえ）<br />
本当に素晴しい岬と湾と港、斜面、崖っぷちの展望、シーコースト。<br />
複雑な地形に張り付くように家々と道々があり、さっき海辺を走ったと思ったらいまは崖の上。<br />
襞の深く折り畳まれた迷宮のようなところでした。<br />
<br />
はじめて忍路のストーンサークルへ。<br />
ついで地鎮山環状列石とその尾根沿いの小さなストーンサークルへ。<br />
石が円形にならべられたここは、かつてのお墓だそうです。<br />
円の中心には小石が敷き詰められていて少し凹んだところがあり、<br />
その下に安置されているそうです。<br />
神妙に手を合わせてきました。<br />
<br />
石が円形に配置されて、中心が凹んでいて、縄文の人がそこにいまも眠る。<br />
あたりの地形に敏感になり、どこに川が流れているか、昔はどこまで海だったのかを想像しては、縄文の頃に人がみた景色を思い浮かべました。<br />
ディープ・トリップ・オショロ。<br />
<br />
岬と尾根と港と湾の襞々をめぐる内にＡＭ6：00、朝日がまぶしくなっていました。<br />
積丹行きにはもうこだわらず、道を引き返しながら、岬があればその先端を目指して車で入っていきました。<br />
しかしほとんどの岬は途中で通行止め。先まで行けません。くやしいです。時間があれば海を泳いででも先まで行きたいです。<br />
塩谷をすぎてオタモイに入ったころから、岬の先に近づけるようになりました。<br />
岬が高原のようになっていて、そのはじの崖っぷちまで畑になっているところがあり、こんなに大きなキャベツが栽培されていました。<br />
<img src="images/20080914065426.jpg" width="240" height="320" alt="" class="pict" />　<img src="images/20080914065439.jpg" width="240" height="320" alt="" class="pict" /><br />
<br />
その畑の端から見るとこんな景色です。<br />
<img src="images/20080914065553.jpg" width="240" height="320" alt="" class="pict" /><br />
見知らぬよそ者の私が人の農地を歩き回っているのをほったらかして下さった農家の方、ありがとうございました！<br />
<br />
こんな景色を見られたことに気をよくして、また次の岬にも入っていきました。<br />
つぎの所はとても入り組んだところにあり、平和を祈るお地蔵さんや神様が祀られていました。昭和6年開基と書いてあったと記憶しています。写真はとらずに、手を合わせてその場を立ち去りました。<br />
<br />
その次はオタモイ海岸。ここは戦前、オタモイ遊園地という一大アミューズメントパークがあったところ。たいへんな賑わいだったそうです。<br />
戦争に突入して贅沢とみなされて客がへり、戦後の再開を目前に建物が炎上、幻と消え、いまでは往時の賑わいを留めるものがあまり残されていません。ですがこのあたり、相当すごいところで、唖然とします。<br />
オタモイは「砂の入り江」の意、となっておりますが、崖っぷちの海岸線は大きな石がごろごろするばかりで、砂なんてどこにも見当たりません。<br />
ですが、オタモイ地蔵のところだけ斜面がゆるやかで、その真下の海岸には猫の額ほどの砂浜がありました。<br />
岬と岬にはさまれて隠れるようにしてあるこの小さな小さな砂浜を指してオタモイと呼んだのだとすれば、この「オタモイ」という言葉自体がとても神秘的に感じられます。<br />
<br />
祝津からオタモイ、忍路、フゴッペや蘭島、余市から積丹のカムイ岬へと、<br />
縄文時代からの人の生活や信仰を感じられる場所がたくさんあり、近代史や人種問題を逆照射しながら古代から続く人の生業、生きることや死ぬことを考えたり感じたりすることができるので、この辺りがなんだかぐっと好きになりました。<br />
瀬川拓郎さんの考古学の本なども最近になって読み始め、いまアルケオロジーがマイブームになりつつあるようです。古代を学ぼう。<br />
<br />
･･････そんなことを朝っぱらからしている間に、就業時間と決めているＡＭ10：00を十五分ほど過ぎて帰宅。久しぶりに足が筋肉痛です。
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-09-14T23:59:18+09:00</dc:date>
    <dc:creator>書肆吉成</dc:creator>
    <dc:rights>書肆吉成</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://diary.camenosima.com/?eid=1199771">
    <link>http://diary.camenosima.com/?eid=1199771</link>
    <title>アフンルパル通信ex01「露口啓二」／お店で買えます！</title>
    <description>古本とビールのアダノンキさんが、アフンルパル通信ex01「露口啓二」を店頭販売して下さることになりました！
とても大きな本なので、取扱いをお願いするのも恐縮する位なのですが、
アダノンキさんがお店に飾ってくださったところ評判がよく、お声をかけて戴けました。...</description>
<content:encoded><![CDATA[
古本とビールの<a href="http://adanonki.exblog.jp/" target="_blank">アダノンキ</a>さんが、アフンルパル通信ex01「露口啓二」を店頭販売して下さることになりました！<br />
とても大きな本なので、取扱いをお願いするのも恐縮する位なのですが、<br />
<a href="http://adanonki.exblog.jp/" target="_blank">アダノンキ</a>さんがお店に飾ってくださったところ評判がよく、お声をかけて戴けました。<br />
ありがとうございます！<br />
きょう納品に行ってまたコーヒーを飲んできました。<br />
せっかくですので、アダノンキさんの店の棚を写真で一部ご紹介です。<br />
品揃えはとてもセンスがいいです。<br />
店主さんも落ち着いた雰囲気のロックンロールお姉さんで、かっこいいです！　<br />
MO'SOME TONEBENDERがフェイバリットの古本屋って、、ナイスです！<br />
<br />
<img src="images/20080910201447.jpg" width="320" height="240" alt="武田百合子や内田百?が！" class="pict" />　<img src="images/20080910201213.jpg" width="320" height="240" alt="武井武雄、川上澄生など。一番右には庄司浅水も。" class="pict" />　<img src="images/20080910201618.jpg" width="320" height="240" alt="主婦之友の付録がこんなに！　染物や縫い物、料理など。" class="pict" /><br />
（↑いちばん充実のジャンルは食べモノや酒関係です。それは行って見てのお楽しみに！）<br />
<br />
「アフンルパル通信ex.1」を手にとって見たいという方！<br />
ぜひ<a href="http://adanonki.exblog.jp/" target="_blank">アダノンキ</a>さんへ！<br />
札幌市中央区南１条西６丁目　第２三谷ビル２F（東急ハンズの２軒西隣）<br />
12:00〜21:00（16:00〜17:00中休み）日・祝休<br />
（ちなみに「アダノンキ」という名前は「アダンの木」の“<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4902516012?ie=UTF8&tag=camenosimonli-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4902516012/" target="_blank">言いまつがい</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=camenosimonli-22&l=as2&o=9&a=4902516012" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />”だそうです！→<a href="http://adanonki.exblog.jp/9575281/" target="_blank">参考サイト</a>）<br />
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<a href="http://cart03.lolipop.jp/LA09260557/?mode=CATE&c_id=CA00100092798" target="_blank"><img src="images/ex.1blog.jpg" width="300" height="212" alt="クリックすると注文ページへ行きます。" class="pict" /></a>　<br />
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・出版：書肆吉成<br />
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]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-09-10T23:24:38+09:00</dc:date>
    <dc:creator>書肆吉成</dc:creator>
    <dc:rights>書肆吉成</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://diary.camenosima.com/?eid=1198738">
    <link>http://diary.camenosima.com/?eid=1198738</link>
    <title>きょうは岩見沢。</title>
    <description>きのう音更から帰ったと思えば、
きょうは岩見沢でした。
古本の出張買取に行ってきました。

昭和1桁代の尋常小学校の教科書や
戦時中の軍関係の資料がありました。
岩見沢と言えば、と心の片隅で期待していた鉄道関係は、今回は一冊のみ。
他は、まぁ、なんとい...</description>
<content:encoded><![CDATA[
きのう音更から帰ったと思えば、<br />
きょうは岩見沢でした。<br />
古本の出張買取に行ってきました。<br />
<br />
昭和1桁代の尋常小学校の教科書や<br />
戦時中の軍関係の資料がありました。<br />
岩見沢と言えば、と心の片隅で期待していた鉄道関係は、今回は一冊のみ。<br />
他は、まぁ、なんというか、、重労働でした。<br />
戦後すぐのローマ字文の教科書があり、<br />
それまで敵の言葉だった横文字を、戦後みなさんこれで学んだんだなぁと思いました。<br />
石川啄木のローマ字日記が大好きと言っていた吉増剛造先生も<br />
こんな教科書を使っていたでしょうか。<br />
そしてまた、沖永良部島のジューテの福山さんが歌っていた島唄も思い出しました。<br />
ノートに「LOVE」と書いて恋心をこがしている娘を、横文字のわからない親は英語の勉強しているのだと思って「えらい勉強をしているもんだ」と感心する、という歌です。<br />
この歌を聴かせてもらって、みんなで笑ったこと、なつかしいです。<br />
<br />
実際の移動もよく動きましたが、時間も場所も、本をジャンプ台にした想像力は、もっとはるか彼方にぼくを連れてってくれるのでした。
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-09-09T22:58:31+09:00</dc:date>
    <dc:creator>書肆吉成</dc:creator>
    <dc:rights>書肆吉成</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://diary.camenosima.com/?eid=1198033">
    <link>http://diary.camenosima.com/?eid=1198033</link>
    <title>はじめてのフリ市。</title>
    <description>2008年9月7日（日）、伊藤書房の社長にお誘いをいただいたのを良い機会に、釧路古書組合のセリに同行させていただきました。場所は十勝川の近い、音更町のかんぽの湯。モール温泉というお湯でした。
釧路古書組合はもしかしたら、全国の古書組合のなかで一番面積が広いの...</description>
<content:encoded><![CDATA[
2008年9月7日（日）、伊藤書房の社長にお誘いをいただいたのを良い機会に、釧路古書組合のセリに同行させていただきました。場所は十勝川の近い、音更町のかんぽの湯。モール温泉というお湯でした。<br />
釧路古書組合はもしかしたら、全国の古書組合のなかで一番面積が広いのではないでしょうか。きちんと調べたわけではありませんが、なにしろ釧路からはじまって根室、中標津、北見、帯広でございます。道東エリアは釧路古書組合のテリトリーであります。その年に一度のセリです。札幌からは伊藤書房さん、じゃんくまうすさん、書肆吉成が参加しました。<br />
夕張から占冠、そこから新しくできた高速道路「道東道」にのりました。これに乗ると日勝峠を走らずに音更まで直接アクセスできます。帯広がぐっと近づいた感じがしますが、利用している車は少なく、すいすいでした。伊藤社長の車のナビがずっと道無き原野を指していました。ＥＴＣのゲートがなく、門のおじさんへのＥＴＣカード手渡し精算です。<br />
7日の夜は懇親会。地方ならでは人名、地名の話題が聞けるのがとても楽しいです。池澤夏樹、佐々木譲、柳瀬尚紀、草森紳一、毛綱毅曠、象設計集団、田上義也、石川啄木、中沢茂、小林東、藤田民子、坂本直行、鳴海章、長倉洋海、岡部昌生、etc……。<br />
知らない町に着いたらまず古本屋を訪ねる、という人は少なくないと思いますが、その土地ならではの本と文化に触れることによってそれまでの知識体系が厚みをましたり、シャッフルされたりするのは快いことだなぁと思いました。地方色って、一つの編集工学としてあり得そうです。<br />
8日（月）の午前はセリです。私はあまり落札できませんでした。他のお店にセリ負けたときの非常に悔しい思いはどこに行っても変わりません。今回も辛酸をなめました。面白い出物があったのですが一歩及ばず、でした。通常の置き入札が終って、デキなかった本は、フリにかけられました。私はフリ市は初めてです。声をあげて値段を競るのは独特のライブ感があってしびれました。東京組合南部支部ではフリがあるそうですので、いつかそちらにも参加してみたいなぁと思いました。私のような者はすぐむきになって駆引きなど忘れドツボにはまるのがオチですが。<br />
反省点は出品をしなかったこと。せっかく行くのですから「買い」だけじゃなく、「売り」も体験して勉強をしたかったなぁと思いました。<br />
釧路古書組合の皆様には本当にあたたかくしていただきまして、心から感謝申し上げます。<br />
札幌では来月いよいよ特選大市会です。またみなさまに、今度は札幌で、土地土地のお話や、古書業界のお話をお伺いできましたら幸せです。どうぞよろしくお願い致します。<br />
さてそうすると、旭川古書組合のセリに行かなかったのは失敗でした。次回こそは必ず行きたいです。<br />
帰りは音更そばを伊藤社長にご馳走になりました。本場はやっぱり美味しいです！（了）<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-09-08T22:20:57+09:00</dc:date>
    <dc:creator>書肆吉成</dc:creator>
    <dc:rights>書肆吉成</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://diary.camenosima.com/?eid=1196737">
    <link>http://diary.camenosima.com/?eid=1196737</link>
    <title>××××××伏字</title>
    <description>探している本が見つからない！　その本はいつも良く参照するものだからかえって最後に置いた場所が思い出させない！　どこいった？！　――あった！　ありました！　なんと本棚の上、なんという無意識！

××××××

活版印刷がなくなって困るのはきっと、
耳付き和紙に美...</description>
<content:encoded><![CDATA[
探している本が見つからない！　その本はいつも良く参照するものだからかえって最後に置いた場所が思い出させない！　どこいった？！　――あった！　ありました！　なんと本棚の上、なんという無意識！<br />
<br />
××××××<br />
<br />
活版印刷がなくなって困るのはきっと、<br />
耳付き和紙に美しく印字しようとするとき、だと思う。<br />
もちろん今の時代は豪華限定本なんて流行らないカモシレナイ。<br />
でも、たとえば古本屋・伊藤書房が今月発行した目録を見ていると<br />
豆本や限定版の書物はやはりすごいな、と思う。<br />
工芸品としての書物があってもいいと思う。<br />
あるいは昨日コーヒーを飲んだ古本とビールの店「<a href="http://adanonki.exblog.jp/" target="_blank">アダノンキ</a>」さんが蒐集している趣味の本も好き。<br />
札幌で発行されている「旅粒」という冊子に参加させてもらったとき、<br />
木の枝に活字で印字する、ということをやってみました。<br />
木の枝なんて、プリンターにはぜったい入りませんものね。<br />
<br />
××××××<br />
<br />
いっぽうで、捨てがたい世界が、簡単印刷簡易製本の世界。<br />
聞く処によると、いま東京では「ジン（zine）」と呼ばれる<br />
簡単印刷簡易製本の冊子がアジビラのように出回っているという。<br />
模索舎、Radical Left Laughter（RLL）、気流舎、タコシェなどの各店で入手可能とか。<br />
いったいどんな冊子なのだろう。。<br />
<br />
××××××<br />
<br />
吉増剛造展「詩の黄金の庭」のケースで、金石稔氏らの「騒々」を初めて見ることができました。ゲストの席に吉増剛造と書かれた目次ページのみですが。<br />
この「騒々」がまた、ガリ刷り簡易製本、だったと思います。<br />
ガリ版なんて、活版印刷以上に今や失われつつある技術ではないでしょうか。<br />
ＢＥＫＡのみなさんが奄美自由大学に持ってきて配った冊子がガリ刷りで、<br />
ガリを切るのは楽しい作業だったそうです。<br />
いまやろうと思ったら、プリントゴッコとかですかねー。<br />
木版印刷って、いまどこかで出来るところはあるのでしょうか。<br />
<br />
××××××<br />
<br />
きょう何気なく四方田犬彦『日本のマラーノ文学』を立ち読みしていたら、<br />
帷子耀（かたびら・あき）のことが書いてあってビックリしました。<br />
17ページにわたって、帷子耀の驚きのデビューから詩との別れ、<br />
さらに現在なにをしているのか（！）までが描かれています。<br />
波のうごきにも似て、ひとときたりとも姿を固定しない詩作の変転が紹介されて、<br />
その少年の詩の、欠如感と悪童ぶりにスピード感を感じました。<br />
四方田氏が少女マンガ家を論じるときの刹那の疾走感を思い出したりもしました。<br />
ロートレアモンを思い浮かべるのは私だけでしょうか？<br />
帷子耀の詩集と呼べるものは『スタジアムのために』一冊のみとのこと。<br />
これは瀧口修造がはじめた書肆山田「草子」というシリーズの、なんと二冊目に別冊として刊行されています（昭和48年8月29日）。二冊目がいきなり別冊、というのも驚かされますが、不思議なことに書肆山田のホームページの<a href="http://www.t3.rim.or.jp/~shoshi-y/cgi-bin/booklist.cgi?series=0&from_yy=1973&to_yy=1973&sold_op=3&t_str=1973%C7%AF%C5%D9%BD%F1%C0%D2%CC%DC%CF%BF&revflag=1" target="_blank">クロニクル</a>にはこの詩集のことが載っていません。なお草子には限定版が、耳付きの「蔵王紙雪晒し」などの和紙で、アンカットで作られたりもしていますが（草子2と3の限定版は手に触れたことがあります）、それらもホームページのクロニクルに載ってはいないようです。<br />
また帷子のこの「草子別」は、他の「草子」と違っていて、B5版約70ページの並製本、表紙カバーはなく、帯があり、ビニールカバーがついています。<br />
（この辺ちょっとマニアックですみません）<br />
<br />
××××××<br />
<br />
さて、吉増展で見た「騒々」。<br />
四方田犬彦『日本のマラーノ文学』の「帷子耀」には、この「騒々」についても触れられていました。<br />
なぜなら帷子は、金石稔が主催する詩誌「騒々」の同人だったからです。<br />
四方田氏の記述によれば、同時期に「現代詩手帖」の投稿欄に参加していた人たちが金石稔主催の『騒々』に参加し、「時代の最前衛の同人誌として評判を呼び、一時は部数が千部を超えるまでになった。」とのこと。<br />
そして「『黄金詩篇』を纏めたばかりの吉増剛造が、彼らにエールを送った。帷子は吉増論を書き、……」（ｐ172）<br />
<br />
××××××<br />
<br />
1970年という時代が立ち上がってきて、現在に呼びかけてくるのを感じ始めます。1970年3月には、吉増剛造『黄金詩篇』が出版されます。<br />
もちろんこの1970年を用意したのは1968年に13歳で投稿作品が掲載され、のちに寺山修司が現代詩手帖賞に推した帷子耀がいて、<br />
1967年に「熟慮の敗走」（黄土社）を上梓した、斜里郡清里町上斜里から小金井に移り住んでいた詩人・金石稔がいて、<br />
1968年頃でしょうか、その金石氏が吉増剛造先生と親交を結び、……敗走や航海や出土があって、……。<br />
<br />
××××××<br />
<br />
波に<br />
眼をすりよせて<br />
みるのは<br />
涙<br />
波へ<br />
眼をずらしよせて<br />
みるのが<br />
雲<br />
涙には<br />
雲が映える<br />
雲は<br />
涙をふくむ<br />
（帷子耀「スタジアムのために」p.55-56）<br />
<br />
××××××<br />
<br />
1973年18才になった帷子耀。一冊の詩集として彼が詩を発表することは、これが最初であるが、おそらく今後、決して再びあり得ないことと思う。<br />
<br />
でもどうだろう、この醒めた抒情は。<br />
<br />
××××××<br />
<br />
少しの疑問。<br />
四方田氏は現在の帷子耀に会いに行く。若き日の四方田氏の目の前を疾走して消滅してしまった人物に抱いた疑問を、どうしてと、明らかにしたかったから。どうして詩を書くことをやめてしまったのかと単刀直入に質問した。その答えはしかし、衒学趣味を読み取っていた（ｐ173）四方田氏にとって納得のいくものだったのだろうか。この返答は本音なのでしょうか。<br />
「もう自分に才能がないとわかってきたからですよ。書くことが無性に楽しいうちは、それでよかった。けれどもあそこまで書いたあとは、それからは勉強しないと書き続けることができないじゃありませんか。ぼくは勉強というのが昔から嫌いだったし、勉強してまで詩を書きたいと思わなかったのですよ」。（ｐ183）<br />
<br />
わたしは、「スタジアムのために」の最終部分を読み返す。<br />
とても潔い、すっきりした清々しさを感じる。<br />
<br />
××××××<br />
<br />
なんでもない<br />
なに者のものでもない<br />
血液を<br />
あたえること<br />
<br />
凍てつくことで<br />
そびえる<br />
きみ<br />
そびえつづけるがいい<br />
なるべくなら<br />
空にある悲惨をはるかなものにする<br />
たかさで<br />
<br />
わるびれず<br />
ちびた<br />
鉛筆をなめ<br />
鉛筆をなめ<br />
<br />
雪しるべに雪しらずを<br />
<br />
××××××<br />
<br />
この悲惨の「たかさ」。<br />
わるびれずに潔く、最後に詩との別れを書く。そしてきみのたかくそびえることを希む。<br />
この醒めた抒情の決然たる「たかさ」。<br />
詩集のタイトルになっている「スタジアム」とは、この「たかさ」のことなのでしょうか。<br />
詩のたたかい、から、詩的なたたかいへと舞台がうつってゆくのでしょうか。<br />
<br />
この詩集が、到底「才能がない」とか「勉強が嫌い」という人のものとは思えません。<br />
そう「してまで詩を書きたいと思わなかった」が、本音では？<br />
もっとたたかわなければならないスタジアムが発生したのでは？<br />
それが、血液をあたえた「きみ」の聳え立ち、なのでは？<br />
詩との別れという悲惨をはるかなものにするほどに、高くそびえる「きみ」……。<br />
もっともこれはわたくしの、下衆のかんぐり、邪推というものにすぎませんが。<br />
<br />
××××××<br />
<br />
どうして私はこんな事を書いているのでしょう。<br />
処女詩集で詩をやめてしまった帷子耀と、<br />
処女詩集でもって詩集として自分の詩を発表することは決して再びあり得ないことと思う、とあとがきに書いたのちも幾度も出土し誕生し、詩集を出してきた金石稔とが、<br />
おなじ『騒々』という同人誌にいた、ということ。<br />
その同人誌を吉増剛造展で見ていて、簡単印刷簡易製本でとてもチャーミングな佇まいだったこと。<br />
そのことが気になっているのでしょうか。<br />
<br />
いいえそれとも、昨晩、近所のコーチャンフォーという書店の詩集のコーナーに、稀らしくじっと静かに食い入るように本をながめる人がいたので、あぁいい時間を過ごしているんだなぁと遠慮して、文芸批評のコーナーに行ってみると四方田犬彦著『ドゥルシネーア赤・日本のマラーノ文学』があって、開いてみると面白くって……、きっとその延長でいままで来ている、としか他に考えようがありませんね。読書なんてそんなもんです。本が本を呼んじゃってとめどないですね。ドゥルシネーアというのは双子本で、その双子のもう一方は『ドゥルシネーア白・翻訳と雑神』、四方田犬彦氏による吉増剛造論と言ってよい書物なのですから。。（こちらは「（吉増詩は）変化にたいしては受動的だ」なんてさりげなく書いてあって、すごい書物でした。）<br />
<br />
××××××<br />
<br />
<a href="http://cart03.lolipop.jp/LA09260557/?mode=CATE&c_id=CA00100092798" target="_blank">アフンルパル通信ex01「露口啓二」</a>／ネットでの注文を承っております。
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-09-07T07:57:47+09:00</dc:date>
    <dc:creator>書肆吉成</dc:creator>
    <dc:rights>書肆吉成</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://diary.camenosima.com/?eid=1195120">
    <link>http://diary.camenosima.com/?eid=1195120</link>
    <title>アフンルパル通信ex01「露口啓二」／ネットでの注文を承ります。</title>
    <description>

アフンルパルex.イベントで先行発売しておりましたアフンルパル通信増刊ex1号の、ネット販売を始めました！
当日入手できなかった皆様にもぜひご注文いただけましたら幸いです。
Ｂ３判に大きくプリントすることができ、好評を博しております。
テキストは豪華な執...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="http://cart03.lolipop.jp/LA09260557/?mode=CATE&c_id=CA00100092798" target="_blank"><img src="images/ex.1blog.jpg" width="300" height="212" alt="クリックすると注文ページへ行きます。" class="pict" /></a><br />
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<a href="http://diary.camenosima.com/?eid=1172830" target="_blank">アフンルパルex.イベント</a>で先行発売しておりましたアフンルパル通信増刊ex1号の、ネット販売を始めました！<br />
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・執筆：管啓次郎・倉石信乃・谷口雅春・宇野澤昌樹<br />
・装幀：佐藤守功デザイン室<br />
・出版：書肆吉成<br />
Ｂ３判無綴じ四つ折丁<br />
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※送料は210円（ゆうメール便）となります。<br />
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ご注文は→<a href="http://cart03.lolipop.jp/LA09260557/?mode=CATE&c_id=CA00100092798" target="_blank">こちら</a>まで。
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-09-05T07:07:56+09:00</dc:date>
    <dc:creator>書肆吉成</dc:creator>
    <dc:rights>書肆吉成</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://diary.camenosima.com/?eid=1190769">
    <link>http://diary.camenosima.com/?eid=1190769</link>
    <title>この夏の軌跡</title>
    <description>さぁ、今日でこの夏最後の吉増剛造展イベントです！
ao&amp;ucirc;tの終わりに、皆さんぜひ会場でお会いしましょう！

詩の黄金の庭　吉増剛造展
◆　gozoCin&amp;eacute;新作上映会
８月３０日（土）18:30〜 道立文学館講堂 
　吉増剛造（詩人）



―――――――――――――――――――...</description>
<content:encoded><![CDATA[
さぁ、今日でこの夏最後の吉増剛造展イベントです！<br />
ao&ucirc;tの終わりに、皆さんぜひ会場でお会いしましょう！<br />
<br />
詩の黄金の庭　吉増剛造展<br />
<strong>◆　gozoCin&eacute;新作上映会</strong><br />
８月３０日（土）18:30〜 道立文学館講堂 <br />
　吉増剛造（詩人）<br />
<br />
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神奈川県の葉山では友人が「lose dog」の永澤康太さんをゲストに<a href="http://diary.jp.aol.com/vanp6p8g/" target="_blank">イベント</a>をやります。関東にお住まいの方はぜひこちらにも足を運んでみて下さい。<br />
―――――――――――――――――――――
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-08-30T03:20:15+09:00</dc:date>
    <dc:creator>書肆吉成</dc:creator>
    <dc:rights>書肆吉成</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://diary.camenosima.com/?eid=1185693">
    <link>http://diary.camenosima.com/?eid=1185693</link>
    <title>ＩＣＡＮＯＦ　68-72＊世界革命＊展</title>
    <description>ＩＣＡＮＯＦの企画展を観てきました。
倉石信乃さん、北島敬三さん、金子遊さんの作品を観たかったからです。

倉石信乃さんにアフンルパル通信とex.1に、原稿をいただいたこと。
「通信」にご寄稿下さった詩が「TSUKAI」というタイトル作品でした。とても謎めいた詩...</description>
<content:encoded><![CDATA[
ＩＣＡＮＯＦの企画展を観てきました。<br />
倉石信乃さん、北島敬三さん、金子遊さんの作品を観たかったからです。<br />
<br />
倉石信乃さんにアフンルパル通信とex.1に、原稿をいただいたこと。<br />
「通信」にご寄稿下さった詩が「TSUKAI」というタイトル作品でした。とても謎めいた詩でした。<br />
この企画展には初の映像作品『Tsukai＊45-72』が出品されています。<br />
これを見届けないわけにはいかないという思いが湧き上がったのでした。<br />
<br />
北島敬三さんと豊島重之さんに直接お会いする機会に恵まれたこと。<br />
これまで北島敬三さんの写真作品は写真集「A.D.1991」でしか観たことがありませんでした。アフンルパル通信の次号に北島敬三さんの写真を掲載させていただけることになったので、その前に展示とオリジナルのプリントをぜひとも観たかったのでした。<br />
ＩＣＡＮＯＦ展のキュレイターである豊島さんはいつも「アフンルパル通信」を読んで下さっていて、札幌でお会いしたときには北海道で出版をやる意味をもっと大事に考えた方がいいとご助言を下さいました。<br />
<br />
金子遊さんの作品をこれまで観てきたこと。<br />
まだわたしが学生のころ、札幌に来た金子さんの作品に音声助手のお手伝いをしたことがありました。その後は奄美でお会いし、作品の大半は観てきていました。今回出品の『Baghdad＊1999』は観たことがなく、今度はどんな映像を作ったのかと、ぜひ観てみたかったからでした。<br />
<br />
札幌から苫小牧まで50ccバイクで走りました。夜はとても風が冷たくて寒さで腕が麻痺しました。この50ccバイクは日本列島3/5周をしたことがあるパワフルな原付です。深夜の苫小牧港からフェリーで八戸。この苫小牧フェリーターミナルはかつて今福龍太先生が札幌をあとにするとき、寒風の吹くなか先生の三線の伴奏でゼミの仲間達とサイサイ節や六調を踊りお見送りをした思い出の場所です。八戸に朝到着。フェリーでは久しぶりに船酔いをしました。北海道立文学館で学芸員の喜多さんが吉増剛造先生のcineを上映したとき、かつて吉増先生が発言していた「嘔吐感」のことを言っていたのがつい先日。船に乗って身をもって学びました。さて、朝の八戸です。<br />
<br />
八戸市美術館では、本当に充実の時間を過ごしました。<br />
東奥日報に金子遊さんが書いた展評の切抜きを読むことができましたが、<br />
それによるとオープニングの議論の日々の末、統一的な見解を見出さずに空中分解を果たしたのだそうで、金子さんはそのことを肯定的に問題意識が「開かれた」と書いていたと思いますが、たしかに議論や問題が苛烈になりそうな、かなり突っ込んだ豊島重之さんのキュレイションでした。「68-72＊世界革命＊展」のタイトルの通りです。<br />
入り口には幾種ものポスターが展示され、この展覧会の意図をヴィジュアルに鮮烈に伝えています。<br />
１Ｆ展示室に入ると、比嘉豊光氏と月舘敏栄氏との、それぞれ沖縄と仙台の学生闘争のモノクロ写真。とても大きくプリントされて迫力満点に展示室の壁を埋め尽くしていました。激しかった時代の空気に包まれました。<br />
２Ｆ。壁をぐるりと北島敬三さんの写真作品が並んでいます。「USSR*1991」。背景と人物の配置と、服装や存在感、物質感がとにかく色濃くて異様でした。たくさんの人種、階層の人たちがいます。本当に多様なのですが、その一枚一枚それぞれがぴったりと人物を社会の鋳型に嵌め込んだような構成となっているようでした。表情がまたその鋳型をグロテスクに強調しているように感じられました。とにかく異様。鉄の感じも異様。この異様の核心がなんなのか、まだわからないでいます。<br />
展示室の端にひっそりと、半開きになった扉があり、身を細めて中にはいると、映像作品が上映されていました。<br />
倉石信乃さん『Tsukai＊45-72』です。音響的な音楽が鳴り、モノクロの写真と言葉の字幕が交互に写しだされます。テキスト版「TSUKAI」のフレーズも文脈が置き換わって映写されていました。露口啓二さんの写真展が終わったばかりともあって、「水の道筋と地図が消えた」（だったはず）という一節が心にひっかかりました。不思議な時空をテキストと写真が作り出していて、歴史とも写真とも詩ともつかない空間を作り上げていました。<br />
３Ｆは写真、油彩。特に米内安芸さんという人の写真に興味を惹かれました。日常空間に異界を覗かせる写真にただならぬものを感じました。ただひとり油彩作品を展示されていた伊藤二子さん。色彩のせめぎあいがこの展覧会の緊張感を引き締めていました。<br />
さて、いよいよ扉の向うの金子遊さんの作品です。『Baghdad＊1999』。<br />
これは本当に驚きの作品でした。ロードムービーでもあり、思弁でもあり、現実そのものであり、編集されたドキュメントでもあります。<br />
さらに付け加えることを許されるなら、これは実存の文学であると言いたいです。<br />
カメラは1999年にバグダットを目指します。コレラに気をつけながら国境を越える緊張感のある旅です。サダム・フセインの誕生日を祝う「バビロン音楽祭」に随行するためなのですが、そこでカメラが実際に出会う光景、音楽、そして人の躍動、表情。マスメディアが占拠するイメージからは到底目にすることのできない映像の断片たちが映し出されます。イラクの生活現実に触れてゆくなかで、マスメディアがつくる狂信的で非人間的な固定観念は取り払われていきます。しかしこの映像作品は、映像によって固定観念を打ち砕いて終わるのではありませんでした。人間らしい生の高まりが浮上すると同時に、一方で人の実存がどうしても囚われていってしまうもう一つの観念が立ち現れます。「固定観念」ではなく、それを「状況的、実存的観念」と言ってもいいのでしょうか、金子さん。人が戦争状況のなかでとる、ある決定的な行動。カメラはなすすべなく、結論を急ごうとせず、それを「わからない、わからない」とつぶやきながら、生活の断片や人の表情を写しつづけるしかなく、その痛々しい疑問の口は開かれたままこと切れます。<br />
本当はこの映像作品で何が起こっているのかを明らかにして、そこで考えた事を書いても良いのかも知れません。しかし映像からはこちらが容易には察し得ない、図りしない断片の輝きがあり、思弁があり、現実があり、それらを意味に回収しきれません。できればこの映画を観て、カメラが出会ってしまった理解し得ない、理解しがたい「わからない」現実に断片的に触れてみること。それだけがこの映画への礼儀のように私は思います。金子さんの映像のさらなる深みを観た思いです。本当にすばらしい作品だと思いました。<br />
<br />
展示を見終えて美術館のロビーに行くと、油彩画を出品されていた伊藤二子さんにお会いしました。<br />
八戸のこと、昔のことなどを教えてもらうことができました。<br />
なんといっても驚きましたのは、八戸市美術館で「アフンルパルex.」のチラシを見かけた伊藤さんがすぐに札幌に住むご友人に電話をして下さり、そのご友人の方がトークイベントにいらして下さって、冊子「アフンルパルex.1」をお買い上げ下さり、一部すぐに八戸の伊藤さんのお宅にまで発送して下さったと言うのです。<br />
ロビーで偶然に出品作家さんにお会いしお話することができるのも幸福なことですのに、さらに札幌の私の企画したイベントにもこうして関わって下さっているだなんて！と本当に奇跡のようでした。<br />
美術館を立ち去る時、伊藤さんは玄関の外までお見送りに出てきて、最後まで手を振ってお別れのご挨拶を送り続けてくれました。本当に優しいすばらしいお人柄の方でした。私の胸も感謝の気持ちでいっぱいになりました。<br />
<br />
そういうわけで、きのう八戸には９時間くらいいて、帰りのフェリーではぐっすり寝て、また寒がりながら苫小牧から札幌へ戻り、旅の余韻に浸ることなく起きたら仕事仕事というわけでした。
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-08-23T22:00:02+09:00</dc:date>
    <dc:creator>書肆吉成</dc:creator>
    <dc:rights>書肆吉成</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://diary.camenosima.com/?eid=1181514">
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    <title>写真展ぶじ終幕。多謝。雑感３「川の写真家」</title>
    <description>8月18日、たくさんのご来場者に祝福されて、アフンルパルex.「露口啓二写真展」が無事にクローズとなりました。
お越し下さった皆様、本当にありがとうございました。
じっさいには吉増剛造先生とマリリアさん（声）や、明治大学ＤＣ系の先生や院生の皆様、フレメン写真...</description>
<content:encoded><![CDATA[
8月18日、たくさんのご来場者に祝福されて、アフンルパルex.「露口啓二写真展」が無事にクローズとなりました。<br />
お越し下さった皆様、本当にありがとうございました。<br />
じっさいには吉増剛造先生とマリリアさん（声）や、明治大学ＤＣ系の先生や院生の皆様、フレメン写真製作所の方々、デザイナーの佐藤守功さん、出版社のかりん舎さん、岩佐ビル（昔ラムネ工場だったクラシックな迷宮ビル）さんほか多くの方々にご助力をいただいて実現した企画展でございます。本当に感謝しております。<br />
<br />
最終日、これでもうしばらく見られないので、もう一度じっくりと写真を見て回りました。<br />
そしてとてもシンプルに、あぁ、露口さんはやっぱり「川の写真家」なんだな、と思ったのでした。<br />
露口さんの写真を見ていて、川や水気を嗅ぎわけていく嗅覚を感じたり、<br />
自分自身がかつてあった川の目になって現代都市風景を流れていくような擬似体験をしたとき、<br />
そう思うのです。川の写真家。現在の川の姿を写す写真家。たとえその川が今はもう失われていても。<br />
<br />
話は飛びますが、<br />
露口啓二写真展が終った翌日8月19日付けの読売新聞に、三笠の炭鉱跡の櫓が取り壊されるという記事が出ていました。<br />
記事の写真には、旧坑に土砂が崩れて大きく陥没した凹みがあり、その後ろに錆びれた櫓が写されていました。<br />
歴史的に重要で、ランドマークとしても象徴的なこの塔が、いまや支えなく撤去されようとしているのだそうです。<br />
わたしの同時代の人では、写真家の王子直紀さんが気にしていたり、インスタレーションの菊地拓児さん（コールマイン研究室）やボーカルユニットの「かねあい」さんなどが、三笠の炭坑を注視しています。また私の本業であります古本屋としてもいやおうなく、旧産炭地は重要な場所なのであります。<br />
<br />
それにしてもなぜ今こんな記事を気にするのかというと、<br />
露口啓二さんの「ミズノチズ」の写真と、そのシリーズに対する倉石信乃さんの文章を読んで、凹みに歴史を感じるようになったからかも知れません。<br />
かつての川だった場所の凹みを注視することで、都市の平坦さ、平板さからのがれ、独自のアルケオロジーを構築することができる。<br />
そんな凹みに敏感であること、そんな身体感覚を、写真に学びとったのだと思います。アフンルパルも凹みです。<br />
一見フラットな北海道の根に目を下ろし、そこに凹みを発見してゆくこと。<br />
これは吉増剛造先生からの教えでもあったように思います。<br />
<br />
川と、川の気配と、水気に満ちた、露口啓二さんの写真をみることができて、<br />
川の恵みをどれほど感じたでしょうか。川への畏敬をどれほど覚えたでしょうか。<br />
川を見ることでどんな現代社会の流れが見えるか、その地名に生きたどんな人の消息を感じられるか、<br />
露口啓二さんの写真はただそれを「さししめす」。それが写真家の唯一の倫理なのかも知れません。<br />
これからも露口さんは「風景」を撮ってゆくことでしょう。脅しじゃなく、「風景」を冷徹に見詰めることほど恐ろしいクリティックはないのかも知れません。露口さんはこれからも「ただの風景」であることの眩暈を、私たちにもたらして下さるのだと思います。今回は水っ気や、川の気配に満ちた写真にたっぷりと濡れそぼることができました。<br />
<br />
露口さんの写真展を企画させていただいて、本当に学ぶことが多かったです。本当にありがとうございました。<br />
<br />
<br />
さて、ここで少しアナウンスを。<br />
この写真展に合わせて製作しました冊子「アフンルパル通信ex.1」をインターネットで販売できるようにこれからページを作ります。<br />
とにかく写真を大きく載せたくて、冊子自体がものすごく大きくなってしまいました。<br />
ご寄稿下さいました倉石信乃さんが<a href="http://fiatmodes.blogspot.com/2008/08/2.html" target="_blank">ブログ</a>でその巨大さをやや呆れながらも誉めて下さっています。ありがたいことです。<br />
近日中にネットショップに商品をアップいたしますので、皆様にご購入いただけましたら幸いです。ページが出来ましたらまたこのブログでお知らせいたします。<br />
<br />
つづいてインフォメーションを。<br />
◆前回のブログで「超然」という示唆的な言葉を下さった詩人・文月悠光さんが今週土曜日のＨＢＣラジオに出演するそうです。<a href="http://hudukiyumi.exblog.jp/8473628/" target="_blank">文月さんのブログ</a>に情報が載っています。今年の五月に最年少タイで現代詩手帖賞を受賞した札幌市の高校二年生、こうして積極的に外に出ていこうとしていて、その活躍ぶりに本当にすごいなぁ、えらいなぁと感心させられます。忙しくてたいへんでしょうね。文月さんがはじめて作った手作りの個人誌「月光」も書肆吉成でインターネットで委託販売させていただくことになっているのですが、紹介して手売りして歩いているうちに、また在庫がなくなっちゃいそうです。大人気なのです。文月悠光さんの個人誌「月光」も近日中にネットショップにアップいたします。どうぞお楽しみに。<br />
◆葉山で、浅野卓夫さんご夫妻が活動している<a href="http://diary.jp.aol.com/vanp6p8g/31.html" target="_blank">サウダージブックスで、イベント</a>があるそうです。詩人の永澤康太さんもご参加とのこと、またどんな未知の書物の風景を切り拓こうとするのでしょうか。露口啓二写真展に駆けつけて下さった浅野さん。私も浅野さんの活動にわくわくしている一人であります。どうか良い会でありますように。<br />
◆倉石信乃さんの<a href="http://fiatmodes.blogspot.com/2008/08/1.html" target="_blank">映像作品「TSUKAI」</a>（テキスト版を「<a href="http://cart03.lolipop.jp/LA09260557/?mode=ITEM2&p_id=PR00101418609" target="_blank">アフンルパル通信v号</a>」にご寄稿下さっています）や、映像作家・<a href="http://d.hatena.ne.jp/johnfante/" target="_blank">金子遊</a>さんの作品が見られる八戸市での<a href="http://www.hi-net.ne.jp/icanof/html/publication/index.html" target="_blank">ＩＣＡＮＯＦ</a>は8月24日まで。もうすぐ終っちゃいます。見にいきたい！<br />
◆フォトグラファーズ・ギャラリーの<a href="http://www.pg-web.net/home/member/sasaokakeiko.htm" target="_blank">笹岡啓子</a>さんの写真展「<a href="http://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/exhibition/2008/08_ginza-2.htm" target="_blank">ＰＡＲＫ　ＣＩＴＹ</a>」が銀座と<a href="http://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/exhibition/2008/09_osaka-2.htm" target="_blank">大阪</a>のニコンサロンで開催されます。銀座は本日20日からですね。笹岡啓子さんとは先日、北島敬三さんや露口啓二さんや豊島重之さんらと一緒にはじめてお会いすることができました（<a href="http://www.fremen.biz/contents/modules/blogt/index.php?p=156" target="_blank">こちらの露口さんのブログ</a>で「7月の31日に、北島敬三さんをはじめ、フォトグラファーズ・ギャラリーのメンバーで写真家の、笹岡啓子さん、王子直紀さん、大友真志さん、批評家の土屋誠一さん、小原真史さん、出版社の中村大吾さん、ICANOFの豊島重之さん、青森美術館の高橋しげみさんが、八戸における「＊世界革命＊展」という現場から、津軽海峡を渡り、札幌にみえられた。」と書かれてあるこの会の末席に私もおりました）。笹岡啓子さんの第一印象は、芯のある人。北島さんや豊島さんが口を揃えて「笹岡さんはおっかない」と言っていましたが、これは笹岡さんが怒りやすいとかそういうわけでなく、芯がしっかりしているから強い、そういうアーティストとしてのおっかなさを備えているということのようです。北島さんや豊島さんに「おっかない」と言わしめる写真家・笹岡啓子さんの写真展、どうぞご覧になってみてください。（変な紹介になってしまいました。ごめんなさい！）ちなみに笹岡さんは「<a href="http://www.pg-web.net/home/information/press07/index.html" target="_blank">photographers' gallery press no.7</a>」を編集した人でもあります。この本でも「ＰＡＲＫ　ＣＩＴＹ」の写真を見ることもできます。<br />
◆東京の写真ギャラリー「<a href="http://punctum.jp/exhibitions_jp.html" target="_blank">PUNCTUM Photo+Graphix Tokyo</a>」さんが、企画ギャラリーとしての歩みを着実に進めています。アートプロジェクターの仲世古佳伸氏をゲストキュレーターに迎え注目すべき写真展を企画・開催しています。プンクトゥムさんの活動にも目が離せません。書肆吉成では「<a href="http://cart03.lolipop.jp/LA09260557/?mode=ITEM2&p_id=PR00101184796" target="_blank">アフンルパル通信ii号</a>」で在本弥生さんの写真をプンクトゥムさんのご協力により掲載させていただいてます。露口啓二写真展も<a href="http://news.punctum.jp/?eid=930339" target="_blank">大きくご紹介</a>下さいました。寺本一生さんはいつもお便りやメールを下さって、書肆吉成を応援してくださいます。いつも本当にお世話になっています。<br />
◆北海道立文学館、紀伊国屋書店で開催中の吉増剛造展は今月末まで！　今年の夏もラストスパートです！
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-08-20T02:15:16+09:00</dc:date>
    <dc:creator>書肆吉成</dc:creator>
    <dc:rights>書肆吉成</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://diary.camenosima.com/?eid=1179469">
    <link>http://diary.camenosima.com/?eid=1179469</link>
    <title>写真展最終日です。雑感2「ただの風景であることの痙攣」</title>
    <description>本日で、露口啓二写真展が最終日となります。
期間中、北海道新聞に紹介されました。
↓

こんなに大きくとりあげて下さった記者の植村佳弘様に心より感謝を申し上げます。

この記事で「いずれも一見して何げない光景に、アイヌ語世界の奥深さを感じさせる」と見事...</description>
<content:encoded><![CDATA[
本日で、露口啓二写真展が最終日となります。<br />
期間中、北海道新聞に紹介されました。<br />
↓<br />
<img src="images/tuyutugisinbun.jpg" width="350" height="354" alt="" class="pict" /><br />
こんなに大きくとりあげて下さった記者の植村佳弘様に心より感謝を申し上げます。<br />
<br />
この記事で「いずれも一見して何げない光景に、アイヌ語世界の奥深さを感じさせる」と見事に簡潔にご紹介下さいましたのを読んで、露口さんの写真のすごさは、まさにこの「何げない光景」にあるのではないかという思いを強くしました。<a href="http://hudukiyumi.exblog.jp/8432947/" target="_blank">詩人の文月悠光さんが、「露口さんの写真は一見ただの風景を撮っているようにも思える。だが、不思議な空気感が漂っている。変に奇をてらった写真よりもずっと超然として見えるのだ。」とするどく評して下さっている</a>のを読んだ瞬間に閃く、この「超然」。この「超然」が谷口雅春さんが「アフンルパルex.1」に書き記した「止揚」に近いのかも知れないと考えると同時に、別の光も差してきます。写真一枚のすみずみにみなぎるその輝きをより超然とさせるのは、あるひとつの主題を強調するフォーカスと構図の作成ではなく、できる限り視線のヒエラルキーを解除し、その姿のままの「ただの風景」として投げ出すことにあるのかもしれません。キャプションや解説の一切を忘れて写真だけみようとするなら、そのほとんどに視線の強調がないことに気づき、この写真の中のどの部分を見るべきなのか途方に暮れます。つまり作者の意図や主題や意味が写真の表面上からは容易に読み取れないのです。ロラン・バルトの言葉を借りるなら、ストゥディウムの欠如した「ただの風景」写真。（こんな写真は「何も無いことの眩暈」と言った岡本太郎でさえも撮れなかったでしょう！）そうするとその写真ははじめから何も意図しない偶然の思わぬ光によってのみ満ち満ちている写真、つまりバルトの図式にそえばプンクトゥムだけの写真（そんなものがもしあるならば！）ということになるのでしょうか。しかしどうやらそうでもないようです。そこのところはサウダージブックスの浅野卓夫さんが、また見事に透徹した視線を送ってくれています。曰く<a href="http://diary.jp.aol.com/vanp6p8g/30.html" target="_blank">「不可視のプンクトゥムが、光りの層をこえて、こちらの目を音もなく突き刺す……」</a>。そう、「不可視のプンクトゥム」という言葉をそのまま素直に受け止めるなら、「プンクトゥム」は写真のなかには見えないのです。露口啓二さんの写真に備わっているプンクトゥムとはむしろ光として見えている風景の層の、さらに向こう側からやって来る、目に見えない何かだと言えるのかも知れません。風景のヴェール、視線のヴェールのその薄い被膜のみを見ることでしか感じ取れない、その向こう側の何か。（そこでふと唐突ながら、露口啓二さんの<a href="http://www.fremen.biz/contents/modules/blogt/index.php?p=140" target="_blank">最近の歩行に「伊勢神宮」があった</a>ことが思い出されます。露口さんはこのなかで伊勢神宮のことを「彼方の世界への入り口」と言い表しています。「入り口」ではあるが、彼方の世界そのものではないのが伊勢神宮なのです。）もしそうならば、この「ただの風景」である写真が秘め隠しているのは、それを見る者にとっての鏡のようなものであるばかりか、「ただの風景」が風景の彼方の世界を含みこんで恐るべき強度を備えて現前しているその入り口である、ということの証左なのかも知れません。「彼方の世界」というこの不可視のプンクトゥムを、露口さんのインスピレーションの源泉である人類史的記憶の川といい、アイヌ語地名といい、川の音といい、そのどれもが視覚以外の何かであることに気づくとき、ここではない世界への入り口としてその深みから写真群が立ち現れるのでしょう。いわゆる写真による「非日常化」（オストラネーニエ）であるというよりむしろ、その写真があくまでも一見「日常」そのものであることによって、写真の外側からくる「痙攣的」な美の光が写真を通してこちらの目を音もなく突き刺す、ということなのかもしれません。わたしたちがこの「ただの風景」の写真をみて途方に暮れるならば、なぜ実際にその「ただの風景」のなかで普段生活しているときに途方に暮れないのでしょうか。まずたしからしい世界を捨て、この「ただの風景」を前に途方に暮れよ、その時その人のなかで何かが変わり、詩学が、そして途方もない旅がはじまるのかもしれません。これこそが露口さんの写真芸術に秘められた密かな企てと言えるでしょうか。対象物の美しさよりむしろ、何かと何かとの間を覗き込んだときに仄かに見える、その深淵の奥底に宿る幽かな美。落差そのもの。中心無き透明な二重露光としての風景写真。走査線が何条にも張り巡らされる風景の砂漠化。そんなふうに言うことが、もしかしたら出来るのかも知れないという眼を、私たちはいま養いつつあるのかも知れません。写真の無意識は、あくまで写真表面そのものに「露光」し「露出」しています。宇野澤昌樹さんがex.1においてアッジェに間接的に言及していたこともここにきて想起されます（宇野澤さんはトークイベントで露口さんの「写真」よりむしろ「写真行為」について発言されていました。これもまたあらためて考えなくてはならない旅路だと思います）。わたしはここで岡本太郎に倣って、露口さんの写真とは「ただの風景であることの眩暈」である、と言うことができるかも知れません。岡本太郎は「何もないことの素晴らしさ」と言って全身で感動した沖縄の御嶽で、写真をたったの5枚しか撮っていないことを楠本亜紀さんが伝えています（「岡本太郎の写真と沖縄」photographers' gallery press no.7）。なぜなら御嶽は「なんの実体も持っていない」から。岡本太郎が5枚しか写真を撮れずにただそこを立ち去るしかなかった地点で、露口さんは写真のシャッターを押し続けているのかも知れません。カメラのシャッターを押すことによって写される風景がなんの中心も持たない「ただの風景」であることを受容しているのでしょう。「ただの風景であることの眩暈」。まるでこの風景に果てしない砂漠を見ようとするかのようです。意味を零度に、氷点下にして、風景全てを雪に覆い隠してしまおうとする写真です。<br />
それにしても露口さんの写真を「超然」といい表す言葉のなんという的確さでしょうか。「自然」ではなく、「超然」。（浅野卓夫さんの言葉なら「野生の写真家」。これもまたすごい言葉。）詩人というのはなんと恐ろしい直感をもっている人なのかと、あらためて震撼させられます。私などがこのくどくど長々とした回り道、迂路、葛折を経てようやっと辿り付けたかどうかというところを、詩人はもう軽やかに飛び立っているのですから。<br />
吉増剛造先生がオープニングトークでお話くださった「磅&#31028;として暮れ」の「<a href="http://www.excite.co.jp/dictionary/chinese_japanese/?search=%E7%A3%85%E7%A4%B4&match=beginswith&id=18306" target="_blank">磅&#31028;</a>」は、動詞だと「満ち渡る，みなぎる．」形容詞だと「勢い盛んな」という意味なのだそうです。露口さんの写真全面に満ち渡ってみなぎる「超然」の川を前にして、途方に暮れること……。その「彼方への入り口」の川岸に立つことを、私たちは促されているのかも知れません。<br />
<br />
<br />
さあ、露口啓二写真展は今日が最終日、上記はあくまで私の見方。この謎の写真群をあなたはどのように見ますでしょうか？<br />
少なくとも、お見逃しだけはなさいませんように、と願っております。<br />
――――――――――――――――<br />
アフンルパルex.露口啓二写真展<br />
2008.08.11(mon)―08.18(mon)<br />
札幌市中央区北3条東5丁目5岩佐ビル2Ｆ<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-08-18T03:04:26+09:00</dc:date>
    <dc:creator>書肆吉成</dc:creator>
    <dc:rights>書肆吉成</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://diary.camenosima.com/?eid=1176142">
    <link>http://diary.camenosima.com/?eid=1176142</link>
    <title>零度、あるいは氷点下へ、極北へ（写真展雑感1）</title>
    <description>写真と言葉とを結びつけている、「意味」という名の結合子を、
零度、あるいは氷点下へと凍結させて
破砕したとき
原子結晶のキラメキ、光の粒子の奔流が
降る降るまわりに、
ふるべゆらゆらとふるべ
死者の気配
写真の気配り
土地の音を念写する、暗い部屋に移り...</description>
<content:encoded><![CDATA[
写真と言葉とを結びつけている、「意味」という名の結合子を、<br />
零度、あるいは氷点下へと凍結させて<br />
破砕したとき<br />
原子結晶のキラメキ、光の粒子の奔流が<br />
降る降るまわりに、<br />
ふるべゆらゆらとふるべ<br />
死者の気配<br />
写真の気配り<br />
土地の音を念写する、暗い部屋に移り潜む光の像<br />
しゃがみこむ、写真家の、シャッターも静かに、静かに、祈るように、俯（うつむ）く<br />
<br />
水の光が流れ込んで耀よい、露光する口に啓かれる二つの眼<br />
バラバラな北<br />
ダダッ広い、どこに行き着けるだろうか。<br />
「北には北極星があるから集中して垂直に上昇するが、<br />
　南にはそれがないからどこまでも広がっていく」<br />
ファインダーを覗いて絞り込む北の焦点、<br />
もう一つの中心を北極星にとってつくられる写真の<br />
二つのヴァニシング・ポイント（消失点）<br />
歴史と意味の遠近法を定着させない楕円の消滅の技法<br />
それはＡではなく、Ｂではなく、Ｃではない。よって写真は写真である。<br />
<br />
キミハドコニイルノ？　地図を前に置き<br />
向こうの山の頂とあちらの山の頂の方角から、それぞれに線を引く。<br />
その二つの線の交点から、現在位置を測定することができる。<br />
ソコハドンナトコロナノ？　耳を澄ませてみる<br />
川のせせらぎ、風の音、鳥の鳴き声、人がかつて歩いた足音<br />
風景のなかに佇むと、地と図の二重の乖離がそのまま言葉と音と光の別れ<br />
コレカラドコヘイクノ？　失われた風景を求めて<br />
水面をじっと見詰めていると、自然とわかりはじめることがある。<br />
どこへ、水の目を借りて光景をみる。それがいつかはわからない。<br />
沈黙。二つの時の落差に言葉を失う。見えにくさに隠された土地の裸の姿<br />
<br />
世界とは、部分的な断片がたくさん集まることではじめて構成できるのか<br />
それとも全てを包み込むコンセプトを得てはじめて認識できるのか<br />
それとも代表的、象徴的な一つのイメージをもって全体を表すのか<br />
もしくはすべて見えない、聞こえない、そんな矛盾の翻りのあいだに刹那にほの見えるものなのか<br />
もしくは世界はいつも流動し、言葉はいつも遅れて事後的にそれに伴うしかないのか<br />
世界がこちらに呼びかけてきた刹那にこちらも身体的に応じ、担保され続ける言葉、あるいは写真<br />
かつて技術が未発達な頃、写真は明るい晴れた日にしか撮られなかったか。<br />
やがてカメラの目が宇宙に到着し、海底に届き、戦争を写して茶の間にまで届けてくれる世界<br />
Ｘ線が小さな被爆を起こさせながらすべてを透視し、体のなかに小型カメラが浸入し、<br />
存在しなかった映像を作りだし、カメラの目がわたしたちの目になっていく<br />
あるいは盲目の琵琶法師が、霊に呼ばれて琵琶を奏でるに似て
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-08-15T11:47:54+09:00</dc:date>
    <dc:creator>書肆吉成</dc:creator>
    <dc:rights>書肆吉成</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://diary.camenosima.com/?eid=1174714">
    <link>http://diary.camenosima.com/?eid=1174714</link>
    <title>露口啓二写真展、18日まで！</title>
    <description>アフンルパルex.露口啓二写真展
2008.08.11(mon)―08.18(mon)
札幌市中央区北3条東5丁目5岩佐ビル2Ｆ

写真展は18日までやっております。
時間をおいて何度もご覧いただけると嬉しいです。
先日はぶじオープニング・トーク・イベントが終了しました。
吉増剛造先生...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<strong><span style="color:#0000FF">アフンルパルex.露口啓二写真展</span></strong><br />
2008.08.11(mon)―08.18(mon)<br />
札幌市中央区北3条東5丁目5岩佐ビル2Ｆ<br />
<br />
写真展は18日までやっております。<br />
時間をおいて何度もご覧いただけると嬉しいです。<br />
先日はぶじオープニング・トーク・イベントが終了しました。<br />
吉増剛造先生からはじまりの第一声をいただきまして、それを入り口にこの写真展が、アフンルパルex.が新たにはじまりました。露口さんと倉石先生のトークに皆さん深く反応されて、活発な意見がやりとりされましたことがとても嬉しいことでした。<br />
本当にたくさんの方々にお越しいただき、大活況を呈し、様々な問題が浮上した、稀なる会になったと思います。<br />
お集まりくださった皆様の御蔭と思っております。心より感謝申し上げます。<br />
<br />
全体につきましては、下の「続きを読む」にわたくしが管啓次郎先生に送ったメールを転載いたしますので、興味をお持ちの方はぜひお読み下さいませ。<br />
また、詩人の文月悠光さんがブログでご紹介下さっていますので、<br />
<a href="http://hudukiyumi.exblog.jp/8432947/" target="_blank">http://hudukiyumi.exblog.jp/8432947/</a>　←こちらもご参照いただけましたら幸いです。<br />
<br />
―――――――――――――――――――――――――<br />
なお、ラルズプラザ古本祭りは本日が最終日となっております。<br />
わたくしは15：00過ぎ頃から撤収にかかります。<br />
それまではご購入いただけますので、ぜひラストスパートでのお買い物を心よりお待ち申し上げます。<br />
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    <dc:date>2008-08-13T04:15:49+09:00</dc:date>
    <dc:creator>書肆吉成</dc:creator>
    <dc:rights>書肆吉成</dc:rights>
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