図録って面白い。

図録「構造社-昭和初期彫刻の鬼才たち展」を日本の古本屋にアップします。こちら参照
この図録、ものすごく貴重で稀な資料なんです。よくぞここまで調べて集めたなぁと学芸員さんに関心してしまいます。
すごいなぁと思って読んでいると企画編集の一人が前村文博さんでした。前村さんは静岡県立大学出身で山口昌男先生ゼミでした。私は札幌大学でしたので、大学違いの先輩です。私は出来の悪い学生だったので、宇都宮美術館で学芸員をしている前村さんを尊敬しています。企画力がものすごいです。

↑『内田魯庵山脈』が、「構造社」の展覧会企画に大きな示唆を与えたそうです。2001年晶文社刊で、編集は川崎万里さんという方でした。

図録は値段を高めにつけました。前村さんだからというわけではなく、この図録は将来に渡って価値が下がらないだろうと見ました。
お求めの際は書肆吉成から買わないで、宇都宮美術館から直接買ったほうが安いです。
そして手放すときは書肆吉成へお願いします(笑)。

山口昌男先生監修の「知の自由人叢書」(国書刊行会)が快調です。
スタールのお札行脚、ほしいなぁ。。



ところで、前村さんは静岡県立大学出身なのですが、この大学の名誉博士に橋本梧郎というブラジル在住の植物学者がいます。
個人が所蔵する植物標本としては世界最大であるコレクションを持つこの博士について、岡村淳監督というブラジルに移住したドキュメンタリー映画監督が映画を撮っています。
ギアナ高地の伝言 橋本梧郎南米博物誌」などの作品があります。
じつは我田引水というか手前味噌というか、
アフンルパル通信」の次号iii号(11/10発行)は、岡村淳監督に原稿をいただいております。
そしてそして、11/23(祝日)にはブラジルの岡村淳監督をお迎えして、札幌にて「ギアナ高地の伝言 橋本梧郎南米博物誌」の映画上映会をスペシャルトーク付きで開催します!
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岡村淳監督ドキュメンタリー映画上映会
日時・11月23日(祝・金)17:30open 18:00start
場所・かでる27 520研修室
札幌市中央区北2条西7丁目 電話011−204−5100
料金・カンパ制
上映作品・「ギアナ高地の伝言 橋本梧郎南米博物誌」103min
http://www.100nen.com.br/ja/okajun/000044/20041229001473.cfm
企画・さっぽろインディペンデントシネマ (代表:西田知司)
問合せ 080−1860−1085(吉成)
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(↑http://www.100nen.com.br/ja/okajun/000119/20071024003831.cfmより )
この日は昼間に、「岡村監督と親睦を深める北大植物園散策ツアー」も目下企画準備中だったりします。もう雪が降ってて寒いかもしれませんので、どうするか悩んでますが。。
(っていうか、11/3で冬期閉園じゃん!えー、無理じゃん!)
というわけで、札幌近郊にお住まいみなさん、映画上映のほうもどうぞお楽しみにしていて下さい!

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久しぶりに<探求書>欄に投稿がありました。お持ちの方がいらしたら、どうぞよろしくお願い致します。
コメント

トラックバックありがとうございました。
貴店の企画される情報誌や催し物で
いつも楽しませていただいています。
今回の上映会も大変楽しみにしています。

くれぐれもメインのプロジェクト以外でのご無理はなさらぬようお願いいたします。

岡村さん、コメントありがとうございます。
類似の場所で実施。。近場で心当たりがなく・・・。
にっしぃーと相談してみます。ありがとうございます。

  • よしなり
  • 2007/10/29 02:52

好雪性粘菌に出会うのを楽しみにしていたのですが…
文化の日で閉園とは無粋な植物園ですね。
類似の場所で実施する手もあるかもしれませんね。

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