雪の小樽は、寒くてあったか。

南極に雨が降ったそうですが、きのうは雪の小樽で「小樽・南極物語」展を見ました。

平成24年は白瀬矗(しらせ・のぶ 1861〜1946)が日本人で初めて南極大陸に到達して100年目。『あいぬ物語』(金田一京助全集にも収録されています)の著者・樺太アイヌの山辺安之助や、花守信吉の活躍も忘れられません。

同時開催のアイヌ歌人・違星北斗展とともに小樽文学館を楽しみました。
違星北斗展は、木ノ内洋二さんらが作成した詳細な年譜が特にすごかったです。
小樽において、木ノ内洋二さんの魂がいまも熱く息づいているのを感じます。

小樽文学館から運河へと坂を下り、「冬の流星」を見ました。とても幻想的な風景でした。水面に浮かぶ青い光と人々の影。坂を上ると吹雪は一層強く、街中で遭難するかと思いました。やっとの思いで博信堂書店にたどり着いたら、そこはあたたかかでした。店も人も。

サンドリアで買ったサンドイッチをほおばりながら、高速バスで小樽へ行きました。必ず椅子に座れるので快適です。札幌の風景もいつもより目線が高くなって、異国のような美しい町並みを楽しむことができました。

来年の小樽文学館は見逃せない展示が目白押しなので、毎回通いたいです。
(あくまで)予定では、瀧口修造展、北原白秋展、左川ちか展、中井英夫展、小樽文学史展、とのことです。


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コメント

雪だるま様

コメントありがとうございます。
山本様の作成とは存じませんでした。
御教示下さり、ありがとうございます。

本当に詳細な年表で、驚かされました。
山本様の研究のますますの御発展をお祈りしたいです。

  • よしなり
  • 2013/01/29 12:14

あの年表は木ノ内さんのものではなく、違星北斗研究者の山本さんが作ったものですね。

  • 雪だるま
  • 2013/01/28 21:01