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en-taxi を読んで思い出す、いくつかのこと。

「en-taxi」表紙画は大竹伸朗。次号からリニューアルとのこと。

山形ドキュメンタリー映画祭の特集があります。
そのなかでは吉増剛造先生のテキストも読むことができます。


「何かがあった」、何があったのか定かではないのですが、
山形でドキュメンタリー映画に火のつくような何かがあった、マグマの滾りに似た火急のエネルギーが感じられました。
港千尋さん、武満徹さん、レヴィ=ストロース、ヴィクトル・エリセ、佐藤真……


坪内祐三さんの「文藝綺譚」
(著作権がありましょうから、文の下の方を切ってあります。またあくまで「引用」であり、主文は下に記したものであります。念の為)

坪内さんには山口先生のお傍でこれまで何度かお会いしたことがあります。
私が古本屋の仕事に憧れを抱いたのも、坪内さんのお蔭でした。
坪内さんはエピソードの名手で、終りにオチがあるとても楽しい話をされます。
福島県昭和村で山口昌男ゼミが、そのころ早稲田で教えてらした高橋世織ゼミの学生さんたちと合同で行われたときにも坪内さんが来て、昭和村に山口先生の蔵書が運ばれたときの苦労話や、その後のイベントの顛末など、お聞かせ下さったときは大笑いでした。
札幌大学で毎週開かれていた「北方文化フォーラム」に月の輪書林の高橋徹さんと坪内さんが来たときも、緊張にこわばって何もしゃべらない月の輪さんにかわって坪内さんがほとんど月の輪さんのエピソードを語り尽くし、月の輪さんはそれにただうんうん頷くだけという、異例の面白さがありました。(打上げでお酒が入ったとたんに月の輪さんは饒舌になったのですが。。笑)
その翌日に札幌エスタで開催されていた古本市にも坪内さん、月の輪さん、山口先生といっしょに行き、その時の昼食ですっかり古本の面白さに魅せられた私が「将来ぼくも古本屋になりたいです!」と言ったところ坪さんと月の輪さんに「悪いこと言わないからこんな儲からない商売はやめといた方がいい!」と止められたのでした(笑)

坪内さんがレヴィ=ストロースから山口昌男先生のことをお書きになっていました。『本の神話学』や『知の遠近法』、『二十世紀の知的冒険』は私も学生時代に熱読した知的青春の書です。


坪内さんは東京都写真美術館の北島敬三展でのトークにふれつつ、長いお付き合いのなかから最新の作品が生まれてくるまでのエピソードをお書きになっています。ねばり強い仕事に坪内さんも驚かれているご様子です。
最近の作品とは「PORTRAITS」と「PLACES」のシリーズ。
このうち北島敬三写真展「PLACES」が1月21日から2月28日まで、新宿のphotographers' galleryで展示されています。(大友真志さんも一年かけてのロング個展を開催中とか?)

最後、坪内さんの文章は元・晶文社だった編集者の中川六平さんの近刊著書『ほびっと 戦争をとめた喫茶店』に話が及んでしめくくりとなります。
中川六平さんには、支笏湖の丸駒温泉でお会いしたことがあります。
ここで温泉楽会という半分勉強、半分お楽しみの会があり、山口昌男先生についていきました。
温泉の一室で、中川さんを介して漫画家の畑中純さんと山口先生がお話されていました。
それがのちに『踊る大地球―フィールドワーク・スケッチ』になって出版されたのでした。
昨年、晶文社は文芸編集部門を閉鎖したそうで、晶文社カルチャーに同時代ではない植草甚一ファンならずとも淋しいばかりでございます。


坪内祐三さんの『文藝綺譚』に寄り添うように、色々なことを思い出されました。
そしてあらためて、いまの自分が古本屋をやっているのは山口先生、坪内さん、月の輪さん、石神井書林の内堀弘さん、彷書月刊(2010年の300号で休刊が報じられています)の田村七痴庵さんらの古本ネットワークの面白さに触れたかったのだということ、「アフンルパル通信」の発行を通じて、自分もそれを別の形で少しでも継承できたらいいなと思っていることを再確認できました。

「en-taxi」に感謝!
最初の写真をもう一回!



札幌の古本屋 本の買取専門店 古書の書肆吉成
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